◎介護現場ですぐに役立つ知識や技術
実務者研修終了後一定要件を満たすことで、これまで医療行為として医療従事者しかできなかった、たん吸引や経管栄養などの医療行為を行うことができるようになります。
たん吸引や経管栄養のニーズの増加から国は対策として、2012年4月から「社会福祉士及び介護福祉士法」を一部改正し、認定特定行為業務従事者として喀痰吸引等の研修を受けた介護福祉士や介護職員が、喀痰吸引等の医療行為を行えるようにしました。
◎サービス提供責任者になれる
実務者研修を修了すると訪問介護事業所のサービス提供責任者になる要件を満たしますので、就職先の選択肢として訪問介護事業所のサービス提供責任者を選ぶことができます。
◎信頼獲得・給料アップ
何よりも実務者研修を修了することで、介護の実務的な知識があるとして周りからの信頼が得やすくなります。また、介護職に対しての熱意をアピールすることにもつながるので、就職にも有利に働きます。更に、就業後も資格手当等が支給されることも多く、給料が高くなる傾向にあります。
◎介護福祉士へのステップアップ
2016年度以降、実務経験ルートで介護福祉士を受験する場合は実務経験3年以上に加え、実務者研修修了が必要となります。
本研修を修了し、かつ3年以上の実務経験を経て、毎年1月に行われる筆記試験に合格すれば、介護福祉士となります。